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心の糸 [帰京]


 映画製作。想像を超えた事件やトラブル、つきもの。

 そして、この3年間。本当にいろんなことがあった。

 映画製作が崩壊しそうな事件も、何度もあった。

 そのたびに、駆け回り、這いつくばり、「この映画だけはつぶしてなるものか!」

 と食い下がった。

 でも、映画「書道ガールズ

 多くの浜松の方々のお陰で、撮影が終了した。

 素晴らしい映像を撮ることができた。

 まだ、編集があるのに、安心して、心の糸がプツンと切れそうな気がする。

 もの凄い疲労が襲いかかってきた・・。

 (つづく)



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ベトナム戦争の帰還兵 [帰京]


 ベトナム戦争から帰った兵士。

 映画「ディア・ハンター」や「タクシードライバー」でも描かれていたが、

 死と向かい合わせの毎日。神経を尖らせて、いつ何が起こるか分からない日々。

 その過剰な体験をした兵士たちは、

 アメリカに帰っても、日常生活に戻れないことがあるらしい。

 暖かい布団で寝ることができず、ゴールデンゲートブリッジの下に住み着き

 寝起きしている人もいたという。

 今回の撮影。本当に素晴らしいスタッフ&キャストと仕事ができた。

 とは言え、映画作りはやはり過酷。

 時間と予算に追われ、絶えず大きな決断にさらされて神経がボロボロになる。

 何だか、まだ、撮影が終わった気がしない。

 ベトナム帰還兵のように、日常生活に戻れない自分がいる。


 
(つづく)


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続・トン子からの手紙 [帰京]

P1170093.jpg

 トン子役の田辺愛美。

 早くも礼状をくれた。心に染みる文章だった。

 田辺は本当によくやった。

 年長者ということもあり、皆の面倒も見てくれた。

 そして、あの子には特に厳しい要求をした。

 本当に頭がよく、表現力がある子。

 でも、自分の魅力や能力に気づいていないところがある。

 それを今回引き出したかった。

 そして、それを見事に開花してくれた。

 浜松映画書道ガールズ」の田辺愛美は違うぞ!

 ぜひぜひ、期待してほしい。

(つづく)


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トン子からの手紙 [帰京]


 送電が再開した話の続き。

 部屋が明るくなる。

 1ヶ月ぶりの部屋。

 「やっと帰ってきた!」

 という感じではなく、

 「この部屋知っている・・」

 という不思議な感じ。どこに何があるか? なぜか知っているという変な感じ。

 郵便受けに入っていた大量の郵便物を仕分け。

 ほとんどがダイレクトメールとチラシ。

 その中に一通のはがきを発見。黄色のはがき。

 黄色? あの子のキャラカラー

 そう、トン子(田辺愛美)からの礼状だった。

 田辺愛~1s.JPG

 (つづく)

 
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編集開始が近づく。 [帰京]

 数日間。寝たきり状態だったが、

 少し起きられるようになる。

 一時は、近所のコンビニまで行く体力さえなかった。

 が、このまま、寝たきりになる訳には行かない。

 すでに製作会社の方で、編集素材をラインに並べる作業をしてくれている。

 いよいよ、編集開始。

(つづく)

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ダウン? [帰京]

P1090184.jpg

 撮影中は毎日、午前5時半起き。

 寝るのは午前2時。

 睡眠時間、3時間半。それで3週間の撮影。

 撮影は「体力」と「精神力」。映画を撮るのはそれを超える極限の戦い。

 準備期間の3年、精神的に折れそうになったこと。何度もある。

 それでも容赦なく、トラブルや事件が次々に起こった。

 昨年の秋から。体力の限界を超える日々が続いていた。

 何度か、もう倒れる・・と思ったことがある。

 それが無事に撮影が済んだことで、その溜まりにたまった疲労が吹き出してきたようだ。

 この数日、ダウンしている。熱が出たり下がったり。

 いつもは編集が終わってから、寝たきりになるのに、

 今回はこの段階で、この数日、動けない。

 過去のどの作品より過酷な戦いだったのか?

 毎晩、撮影で悪戦苦闘を続ける夢を見る。

 目が覚めると、「ここはどこだ!!」と思う。

 間もなく編集開始。それまでに回復せねば・・・。

 (つづく)

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黒澤明監督の場合 [帰京]

 世界の巨匠、黒澤明監督。撮影が終わると入院するという。

 それほど監督業というのは、ハードであり、
 
 精魂尽くすものなのだ。

 黒澤監督は入院するたびに高層階にある病室から、

 飛び降りそうになる衝動にかられるという。

 僕などはそこまで行かないが、

 東京アパートに戻って、精神的体力的に

 かなりヤバいところにあることを実感。

 来週の編集開始まで、休養。

(つづく)


 

 
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体がバラバラ!? [帰京]


 不思議な感覚と共に

 体がガタガタなのに気づく

 手や足がはずれて、体がバラバラになりそうだ。

 言い換えるともの凄い疲労感。

 監督業は、重い機材を運んだりはしない仕事。

 精神的に疲れても、体は・・と思っていたのだが

 近所にコンビニまで行くのも苦痛。

 やはり、3週間以上の撮影というのはもの凄い体力と

 精神力を使うもの。想像以上に体にガタが来ている。

 コンビニに行くのを中止。帰宅して、寝る。

(つづく)

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タイムスリップのあと [帰京]

P1170224.jpg

 帰京した翌日。

 外を歩いてみる。

 「ああ、やっと東京に帰ってきた!」

 という感覚ではない。やはり・・・。

 「この町知っている・・・この商店街来たことがある」

 という感覚だ。新宿に出ると、人の多さに驚く。

 何で、こんなに人がいるのだ!

 アメリカ留学から帰ったときも、同じ感覚だった。

 いや、何かタイムスリップして長い時間過去を彷徨っていて

 現在に戻ってきたような不思議な感覚というべきか?

 リハビリに時間がかかりそうだ・・。

 ミチルもそんな話をブログに=>http://ameblo.jp/1zum123/day-20100422.html

 やはり、鋭い奴じゃ。


(つづく)


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送電再開まで90分 [帰京]


 まずはコンビニへ。

 電気代を支払い、自宅から携帯で電力会社に連絡。

 なんと、凄いことに夜でも送電再開をしてくれるのだ。

 1980年代。僕が学生の頃。よく電話料金未納で止められた。

 土日は料金を払えず、月曜日まで電話が不通のままだった。

 今では電話も、料金を払うと十数分で使えるようになる。

 日本も進歩した。電気も同じシステムのようだ。

 ただ、電気の場合は技師さんがアパートまで来て、送電を再開する。

 「90分ほどお待ちください」

 とのこと。暗闇の中で、待つ。

 (つづく)





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